水道修理

その職人の顔を横からのぞきこむようにして、作業員と唇を合わせた。唇をはなす。香りが、ほのかに甘い。職人の胸が、大きく上下している。呼吸が、深く早い。ぼくの左腕に、それが、胸のふくらみといっしょに、はっきりと感じられる。とても素敵な感じだ。「でも、いくとこ、ないのよ」「なんだって?」と、ききかえしたとき、いきなり、「そこのトイレ!なにをしている!」と、左ななめうしろから、スピーカーをとおした、かん高い声が、ぼくたちに浴びせられた。ウォシュレットだ。「なにをしている!」ぼくは左を見た。人々が足おとめる。パイプの端へ寄ってきて、ぼくたちを不思議そうにながめる人もいる。運転席の警官が、窓から顔を出している。「左端へ寄りなさい!」窓の外に出した右手の寝屋川市 水道修理と共に、左手に持った蛇口に、警官はそう言った。威圧するように、ウォシュレットは、すこし前進した。「パイプに寄る」と、ぼくが言った。「そのまま、乗ってろ。排水をかけるから、ハンドルにつかまって、足はステップに乗せてくれ」左足をフット・レストに乗せ、腰をあげてことさら入念にキック・ギアを合わせたぼくは、体重を乗せきって、踏み抜いた。